≪太鼓台は、大阪・堺が発祥の地で、文化文政期に海上交通の発達に伴い瀬戸内沿岸の各地に伝わった≫ 書籍「新居浜太鼓台」(編集発行新居浜市立図書館、平成2年3月30日発行)に、太鼓台の発祥と伝播に関する研究発表記事が2本掲載されています。成願寺整さん著「太鼓台のふるさと」と尾ア明男さん著「新居浜太鼓台の周辺」の2本です。 先ずは、成願寺整さん著「太鼓台のふるさと」(書籍「新居浜太鼓台」128〜177頁)の総説部分の記述を復習しましょう。原文のまま掲載します。 (↓ここから「太鼓台のふるさと」の記述)
(↑ここまで「太鼓台のふるさと」の記述) ≪四国には寛政元年(1789年)予讃県境付近に初登場≫ 次表は、尾ア明男さん著「新居浜太鼓台の周辺」(書籍「新居浜太鼓台」(編集発行新居浜市立図書館、平成2年3月30日発行)所載、179〜218頁)の「(付)太鼓台に関する年表」の記載事項のうち、太鼓台著名各地に太鼓台が登場した記事を西園寺穂純が独自に抜粋のうえ一部加筆したものです。
(ここから西園寺穂純の個人意見) ●太鼓台は新居浜が発祥の地ではなく、瀬戸内各地と同様、約200年前に大阪方面から順次伝播して来て、その後、新居浜で新居浜独自の発達を遂げたようです。 (030205新規上梓) |