太鼓館 西園寺穂純
プライベートルーム

西園寺穂純の新居浜太鼓祭り回想録(15)

 

 

平成8年 18()17()18() 再び松山(重信)

 

●この年は市内の全太鼓台が出場しました。去年幻の出場となった新須賀太鼓台も初出場となりましたし、大生院からは喜来太鼓台が新営されて飯積神社祭礼に初登場しました。東町太鼓台は新装されて3年振りの晴れ舞台でした。新調ではなくて新装としたのは、高欄幕と上水引は一昨昨年まで使っていた幕に、布団締めは昭和56年まで使っていた幕に新しく金糸を施し直したもので、何ともオールドファンにも懐かしいスタイルです。因みに、一昨昨年まで使っていた布団締めは新須賀太鼓台のそれとなっているそうです。これで市内の太鼓台の総数は41台となりました。

 

●初日は、若宮小学校に金子の新田太鼓台がいて、グランフジの近くに東町太鼓台の姿を見ました。フジのロビーに旧高祖と旧新田(多喜浜)の幕が展示されていました。多喜浜の工業団地に阿島・新田・松神子・楠崎の各太鼓台が、東港の近くに本郷太鼓台が見られました。楠崎太鼓台はトレードマークの青房が画一的な白房に変更されていました。

 

17日は国領川河川敷公園です。実に整然とした所作に終始していました。今年の太鼓台見物はこれだけです。最終日は夕方のテレビ愛媛での八旛神社からのテレビ中継を見ました。川東西部と川東では、今年から最終日の八旛さんだけ統一行動を復活させていました。思えば平成元年があの阿島対本郷戦、2年が河川敷での楠崎対澤津戦で、3年に分裂と浮島新営だから名目6年ぶり、全太鼓台が揃うのは昭和63年以来実に8年ぶりです。そして14台が一堂に会するのは初めてです。テレビの映像は境内東側の社務所辺りに高所作業車でも持ち込んでの鳥瞰映像が中心でよく撮れていました。中継は3回ありました。6時半頃の宮出しの最中に松神子太鼓台宇高太鼓台に棒を向けました。なにしろ生中継なので先の予想がつかず、体じゅうがゾクゾクしましたが、コマーシャルの後でもう一度中継になったときには双方引いて落ち着いていました。 

 

●祭りの様子はビデオを買って検証することとしました。ビデオによると、八旛神社では田之上太鼓台東浜太鼓台が向き合っています。川西では一宮神社以外は4台ずつの時間差運行をしていた模様で対峙する機会がなく観客は拍子抜け、境内ではここぞとばかりに機を狙い、久保田太鼓台に西原太鼓台や江口太鼓台が持って行きましたが久保田応じませんでした。大江・東町・中須賀といったところは音無しの構えです。大生院の喜来太鼓台は括りの巻きの色が金色というユニークなもので、天幕は紅白市松模様、上水引が神功皇后三韓征伐の図柄です。布団締めがかなり小さくアンバランスです。法被が青い竜の模様でこの法被と同じデザインのものを坂出で見たような気がします。新須賀太鼓台は一つも映っていませんでした。

 

●来年は、喜来と新須賀それに東町と元船木の4台は是非見てみたいと思っています。

 

1996

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(天気表出典goo松山の過去の天気)

 

 

 (010823令和上梓)
(010831
天気加筆)
(020812
体裁変更)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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