太鼓台は何台あった? ■新居浜市史(昭和37年版)に新居浜太鼓台の台数が記載されています。 (ここから新居浜市史の記事を丸写しにしたものです。誤字や表記のゆれもそのままにしてあります。) 現在市内太鼓台表
備考 大生院岸影、本郷は西条市飯積神社の祭域に属す (ここまで新居浜市史の記事を丸写しにしたものです。以下は西園寺穂純のコメントです。) ●これが本当に新居浜市史の記事なのかとその記載事項の精度の低さに驚きを禁じ得ません。神社名には目をつぶるとしても、昭和37年時点で本当に大島と黒島に太鼓台が存在したのでしょうか、大いに疑問符が付きます。運行はしていないけれども物として太鼓台の道具類は保持しているという意味で計上しているのでしょうか。 ●この表中に記載されている太鼓台数は荷内を除いて37台ですが、昭和37年当時、既に黒島、大島は運行中止していますので実動35台です。この直後、昭和38年に下泉が太鼓台廃棄、飾り幕は売却(書籍「新居浜太鼓台」の記事に拠る)するなど、昭和40年代後半には又野、楠崎、白浜の川東勢3台、上泉、下泉、松木坂井の泉川勢3台、大生院の本郷1台の計7台が太鼓売却又は運行中止しましたので、昭和50年時点では28台が運行していたことになります。この28台が底値だと思います。その後、昭和51年に大生院下本郷、57年に楠崎、58年に又野、60年に白浜が復活しましたので、昭和末年に稼働していた太鼓台は32台になります。昭和最後の台数は32台、ショワ32(4×8=32)と覚えましょう。 ●因みに、表中の飯積神社の本郷は、大生院の本郷のことで、現在の下本郷太鼓台です。大生院では上本郷が子供太鼓台(中太鼓)、下本郷が大人太鼓台を運営しておりましたが、大人太鼓台の表記は「本郷」でした。飯積神社には飯岡にも本郷太鼓台がありますが、表中の本郷とは無関係です。 (020911新規上梓) |