庄内太鼓台
●幕構成※は、上水引が氏神の宗像神社関連もの4枚で、飛龍の幕の左上部に郷山の岡崎城が、連獅子の幕の右上部に地元の森之木神社の扁額があります。西面のかしまし娘のような三女神の幕は宗像ならではでしょう。高欄幕は須佐男命の八岐大蛇退治関連物4枚です。向面の櫛名田姫と御殿の幕は、先代上水引の「夫人を狙う獅子(三国妖狐伝)」の構図が維持されています。 (脚注※)本項は、@ Hobbyさんホームページ「Hobby’s Time」のうち「庄内太鼓台の飾り幕」の記載事項、A 地域に生きる「人の情報誌」隔月インタビュー (ナレーション2023年12月号 Vol.180)の記載事項を参考にしました。また、上水引の「宗像神社物語」は西園寺穂純が勝手に命名したものです。 (ご参考)令和4年まで使用されたものです。 庄内太鼓台
●幕配置は御殿もの4枚と御殿以外の4枚を千鳥に飾る基本的なものです。人物幕俵藤太が全体を引き締めています。御殿幕は様々な出典の幕が選定されているようです。高欄幕正面の重層御殿は金刀比羅宮旭社のようです。高欄幕の重層単層御殿は珍しい図柄だと思いますが、これを金刀比羅神社本殿とする説もあります。必見は、新居浜が世界に誇る精密技巧「羽ばたく飛龍」でしたが最近は羽ばたかない? (170507新規上梓) |