喜光地太鼓台
●幕構成は、御殿もの単品を1枚も有しない独特の幕構成です。上水引は別子銅山と新居浜をテーマにした風景画に作業を行う各種の鉱夫を配したユニークなものです。高欄幕は新居浜市立川地区に伝わる「ちきり淵伝説」を続き図柄に描いています。8枚ともオリジナル図柄でしょう。幕に銅そのものをはめ込んだ上水引西面の歓喜坑を描く鉱山工の図や、高欄幕東面の落款のある三河守の図など見所いっぱいです。「口屋の松」、「あかがねの峰」及び「般若」は「御殿」、「禽獣」又は「人物」に分類できませんでしたので特別に「その他」としました。 (170310新規上梓) |