太鼓館 西園寺穂純
プライベートルーム

西園寺穂純の新居浜太鼓祭り回想録(40)

 

 

令和3年 16()17()18() 松山B4

 

 

●「今年こそは去年の分を含めて骨の髄から祭り見物するぞ」の意志強く、早くも4月中に定宿としているホテルを1016()17()の2泊予約を済ませておきました。今年はカレンダーの巡りが素晴らしく超混雑が予想されるからです。心配するは新型コロナ感染状況ですが、こればかりは先方次第だ。最悪2年連続運行中止も頭に入れておかなければならないが、「出来得る限りの最大限の準備をしておく」これが西園寺穂純のやり方であります。

 

 

●東京オリンピック・パラリンピックも終了し、いよいよ我が出番といった9月、どうも風向きが怪しい。新型コロナウイルス感染症の拡大防止策として、石川新居浜市長が太鼓台の各運営委へ自粛要請を出したとかどうとか、得も言われぬ報道を聞く。更に各運営委も様々な意見を集約して最終的には、川東西部では1台も出ないのは残念至極であるところ、市内で太鼓台が1台も出ない事態だけは免れた。

 

 

●八旛神社に太鼓台が出なかったとしても、祭りの時期ならば神事はあるだろうからその所作でも見て祭り季節ならではの雰囲気、空気、匂いを我が身で感じる嬉しさを体感したい。祭り期間中のざわざわの独特の気配も心浮き立つ。夜はえび天と柚子せんべいをアテに本物のアサヒビールを飲もう、銘菓かきくらべを買って帰ろうなどなど夢が広がる。

 

●何ということだ。10月1日愛媛県から「新型コロナウイルス感染症の感染拡大回避に向けた取組等」と題するお触れが出た(同月6日変更)。同月1日から当面の間、「新居浜市内は、不要不急の外出自粛」「新居浜市との往来に注意」(※新居浜市の人口10万人あたり1週間の新規陽性者数がステージ3(15人以上)を大きく下回るなど、感染状況が落ち着くまでの間)、という厳しいものだった。

 

 

●これは取りも直さず、「新居浜太鼓祭り見物のために松山から新居浜に行ってはいけない、宿泊など以ての外だ」という趣旨であることぐらいは素人でもわかる。何とかならないものか。「新居浜市との往来」が対象なら「四国中央市との往来」は対象じゃないのだから、四国中央市に行くと途中たまたま太鼓台に遭遇したのならば咎められないか等々ありとあらゆる可能性や抜け道を考えたが、結局は太鼓台を運営する地域の皆さんに対する迷惑行為となってしまう危険性がある。これは西園寺穂純の本意するところではない。とうとう観念し、ホテルはキャンセルした。

 

 

●令和3年の新居浜太鼓祭りは「西園寺穂純が新居浜入り出来ない」という非常事態となってしまった。西園寺穂純が新居浜太鼓祭りに新居浜入り出来なかったのは、昭和53年社会人1年目の時以来実に43年ぶりであります。

 

 

西園寺穂純は、コロナ禍で新居浜入りを断念せざるを得なかった悔しさを文章にして、NHKラジオ第1で全国放送されている「武内陶子のごごカフェ」(毎週月曜〜金曜、午後030分〜355分)なる番組に、そのメッセージとリクエスト曲を投稿していました。そうすると、1018日(月)午後3時半ごろ、その番組で武内アナウンサーは投稿文を全文読んでくださり、リクエスト曲(秋が燃える/石川ひとみ)をフルでかけてくださったうえ、更に西園寺穂純への励ましの御言葉を頂戴しました。昼間の番組ですので聴かれた方は少ないと思いますが、令和3年の新居浜太鼓祭りについて西園寺穂純ならではの足跡を残せたものと思います。

 

 

●例年ならば回想録末尾にはビデオ観戦録が付録するのですが今年はありません。代わりに愛媛新聞令和3年1030日付け「コロナ下の新居浜太鼓祭り」と題した囲み記事の小見出しを載せておきます。「感染対策方向性示す」「地区内運行の模索 中止・変更も来年へ収穫」「再開向け一律指針求める声」、次項は摘要です。

 

 

●今秋の祭では、8月に市太鼓祭り推進委員会が地区内容認の方針を確認。しかし、市内の感染拡大を受け、9月に石川勝行市長が太鼓台の組み立て中止を要請した。当初は市内全太鼓台54台のうち5台が運行や展示を予定していたが、最終的には上部地区の1台(正確には大生院の喜来太鼓台)が運行し別の1台(上泉太鼓台)が展示した。運行した太鼓台は車輪を付け、神事の一環として地域を1日(17日)だけ巡回。かき手の人数を必要最小限の約30人に抑え、かき棒の消毒も徹底した。展示した太鼓台は会場に受付を設け、2日間の日程(16,17日)で実施した。(カッコ内は西園寺穂純の補足記述です。)

 

 

1117日(水)、西園寺穂純は新居浜入りし、1月遅れの氏参りを決行しました。当たり前ですが人は誰も居ませんでした。拝殿前に進み本殿回りを済ませた後は、昨年同様、例年の川東西部地区の統一行動経路巡行を実施しました。下原バス停交差点から宇高自治会館前、東高、松の木自治会館前、沢津自治会館前を経て河川敷公園、続いて二の鳥居、一の鳥居、法泉寺を経て山端広場。浮島自治会館前、町自治会館前から法泉寺、えびすセンター前交差点、本郷自治会館前を経由した後、直野自転車店カドから表参道まで巡行しました。1月遅れながら氏参りが出来たことは嬉しく思います。

 

 

●氏参りは済ませたが、このままでは1年間太鼓台を1台も見ないことになってしまうので、あかがねミュージアム展示中の喜来太鼓台を見学することにしました。時刻は2時45分くらい、まさに気分は宮入りの雰囲気でミュージャムに入ります。

 

 

●居りました。綺麗な太鼓台です。実にスッキリしている。いまだに興奮している。私好みの太鼓台です。今後の主流になるのではないかと想像します。売店には喜来の手拭いが販売されていた。喜び来ると字面が良いので買ってしまった。

 

 

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